イェシル川(イェシルがわ)またはイェシルウルマク、イェシルルマク (トルコ語: Yeşilırmak, 直訳: 緑の川)は、トルコ・アナトリア半島北部の河川。古代ではイリス川 (イリスがわ、古代ギリシア語: Ἶρις)と呼ばれていた。スィヴァスの北東に源流があり、トカットやアマスィヤを経由する。ポントス山脈とチャルシャンバ平野を貫き、サムスンの東で黒海に至る。全長418 km (260 mi)。
支流にチェケレク川 (古代のスキュラクス川)やケルキト川 (同リュクス川)がある。
歴史
紀元前1世紀に、ペルガモンのメニッポスがイェシルルマク(イリス川)に言及している。
ストラボンの『地理誌』によれば、イリス川はダズィモンティス(カショヴァ)平野の町コマナ・ポンティキ(北緯40度17分41秒 東経36度17分48秒)やガズィウラ(おそらく現在のトゥルハル)を通り、スキュラクス川と合流 (北緯40度33分42秒 東経35度45分34秒)した後、アマセイア(現アマスィヤ)を通ってファナロイア峡谷にいたるとされている。
アレクサンドリアのディオニュシオス以降、イリス川はたびたび40キロメートル東方に河口を持つテルモドン川(テルメ川)と混同されることが多い。テルモドン川も同様にテミスキュラ平野(チャルシャンバ平野)を通る川であるが、イリス川よりはるかに小さく澄んだ川である。
脚注
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![トルコ 夜のアマスィヤに流れるライトアップされたイェシル川と旧市街の街並みの写真素材 [196035157] イメージマート](https://mpreview.aflo.com/tQn3jpEENUWI/afloimagemart_196035157.jpg)
