USコンカルノー

USコンカルノワーズ（フランス語: Union Sportive Concarnoise）は、フランス・ブルターニュ地域圏・フィニステール県・コンカルノーを本拠地とするサッカークラブ。2024-25シーズンからナシオナルに所属。

歴史

20世紀前半

1911年にUnion sportive concarnoiseの名前で設立。設立当初はサッカーボール2個からのスタートだった。翌年には活動拠点となるコンカルノーのKérampéruと呼ばれる区画を借り始めた。1921年にブルターニュの地方リーグ（Ligue de Bretagne de football）の第3部門で優勝すると、第1部門に直接昇格が認められた。1925年、PH昇格をし、グラウンドには観客席が設けられた。同時期、近隣のブゼック＝カップ＝シザンを本拠地とする新たなサッカークラブ（Beuzec）が誕生した。それから6年後、Beuzecと合併してUnion Sportive Concarnoise Beuzecquoiseという名称に変更した。

20世紀後半

1952年にKérampéruの土地をクラブが正式に購入し、1967年にクープ・ドゥ・フランスでクラブ初のベスト64に進出。その2年後にはDHで優勝し地域リーグから全国リーグのディビジョン3に昇格した。1976-77にはディビジョン3で好調なシーズンを過ごすも、1試合の平均ゴール数でギャンガンを下回ったことで惜しくもディビジョン・ドゥへの昇格を逃した。

1987年10月、イギリスやフランスを襲った記録的な熱帯低気圧（1987年の大嵐）によって三四半世紀使っていたメインスタジアムが破壊され、以前の施設から約150mほど離れたところに53,000平方メートルの新たなクラブ施設を建設した。翌年にはKérampéruの新しいスタジアムで試合が行われた。

21世紀

2002-03シーズン終了後にCFAへ昇格するもKérampéruの敷地をコンカルノー市に売却。さらにCFA挑戦も1年で終わりCFA2への降格した。2006-07シーズンにCFAに再昇格するも、残留は叶わなかった。

長らくアマチュアリーグに所属していたが、2014-15シーズンにクープ・ドゥ・フランスで準決勝に進出すると、翌年にフランスアマチュア選手権を制覇しフランス全国選手権に昇格した。2023年5月26日に同リーグで優勝し、リーグ・ドゥ初参戦となった。

本拠地

本拠地はスタッド・グイ＝ピリウで収容人数5800人であるが、座席数が1206席しかなく、リーグ・ドゥの基準に達していないため、同リーグでは使用出来ない。そのため、スタッド・フランシス＝ル・ブレ、スタッド・ドゥ・ムストワ、スタッド・ドゥ・ルドゥルといったスタジアムを間借りしてホームゲームを行っている。