一般財団法人精神医学研究所附属 東京武蔵野病院(いっぱんざいだんほうじんせいしんいがくけんきゅうじょふぞく とうきょうむさしのびょういん)は、東京都板橋区小茂根にある医療機関。一般財団法人精神医学研究所附属の精神科病院である。病院機能評価では、「国内でも有数の歴史と伝統のある臨床に密着した学術研究機関としての精神科病院」との評価を受ける。
沿革
1928年に東京郊外の現在地に東京武蔵野病院として開設されたが、開設してすぐに医療事故と経営難で閉院し、1931年に再開したものの、経営は常に不安定であった。なお、1936年10月頃、太宰治がパビナール中毒で入院していたことがあり、太宰の作品にも武蔵野病院についての描写が見られる。
1943年4月、慶應義塾大学教授川村麟也らによって精神医学研究所が設立され、病院はその附属病院として買収された。研究所は1947年3月25日に財団法人として設立される。
精神科病院としてはいち早く施設内の禁煙に取り組み、2007年1月9日に施設内を全面禁煙とし、翌2月から禁煙外来をスタートさせるなど、入院・外来を問わず複数の禁煙サポートを行っている。
診療科
- 精神科
- 内科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 歯科・歯科口腔外科
医療機関の指定等
- 保険医療機関
- 救急告示医療機関
- 労災保険指定医療機関
- 指定自立支援医療機関(精神通院医療)
- 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)に基づく指定病院・応急入院指定病院
- 精神保健指定医の配置されている医療機関
- 生活保護法指定医療機関
- 臨床研修指定病院
交通アクセス
- 東京メトロ有楽町線・副都心線小竹向原駅下車、徒歩5分。
脚注
出典
参考文献
- 社団法人東京精神病院協会『東京の私立精神病院史』牧野出版、1978年
- 蜂矢英彦『心の病と社会復帰』岩波新書、1993年
関連項目
- 国立精神・神経医療研究センター
- 昭和大学附属烏山病院
- 太宰治
- 中野嘉一
- 風野春樹
外部リンク
- 一般財団法人精神医学研究所附属 東京武蔵野病院




